@article{oai:minobu.repo.nii.ac.jp:00002734, author = {金, 炳坤 and KIM, Byung-kon}, journal = {法華経研究叢書, LOTUS SUTRA STUDIES}, month = {Apr}, note = {略名で『法華論』と呼ばれている本テキストの具名について、これを『高麗初雕大蔵経』(一〇八七年に完成)に求めれば、現存する二種類の漢訳のうち、勒那摩提共僧朗等訳では「妙法蓮華経論優波提舎」と、菩提留支共曇林等訳では「妙法蓮華経憂波提舎」となっているが、本書では、このいずれでもなく、そのタイトルとして「妙法蓮華経優波提舎」を用いている。一見すれば、「両訳を都合よく組み合わせたか」のようにもみえるだろうが、何よりも精確さが要求される「文献学的研究」において、そのような加減は論外の外である。じつは、これは日本の版本において示される表記にならってそれを起したものである。本書におけるタイトルの用い方からもわかるように、本書は、この版本を研究の中心に据えながら、『法華論』のテキストは言うまでもなく、その注釈書をも視野に入れて、関連する諸問題について扱っている数編の論攷等を集めて一冊にしたものである。}, pages = {i--vi}, title = {序 (妙法蓮華経優波提舎の文献学的研究)}, volume = {II}, year = {2020}, yomi = {キム, ビョンコン} }